2011年9月19日 トカラ塾渡島本隊はただいま中之島に滞留中
トカラ塾渡島本隊はただいま中之島に滞留中です。台風の接近で永滞在を強いられています。
9月12日の夜鹿児島港出港のフェリーとしまで南下し、最初に上陸したのが諸島の中程にある諏訪之瀬島でした。当時発生していた低気圧が台風に変わり、海上の大時化が予想されたために、定期船は急遽宝島折り返しで、鹿児島港向け北上することになりました。
本来ならば奄美大島の名瀬港を折り返すダイヤでしたが、上り便が1日早くなりました。この便で北上しないと、職場復帰がままならないメンバーもいたので、2班に分かれることにしました。
脱兎の如く北上する2人は、島内滞在わずか5時間で鹿児島に戻らざるを得ませんでした。残り2人は、社会からの期待を受けていない、豊かなのか貧しいのか分からない、橋爪太作と塾頭ナオでした。
現在滞在中の中之島は大変に大きな島で、昭和50年代までは小学校の分校2つがあるほどでした。最大人口は1300人を超えたこともあります。現在はその時のおよそ9分の1の人口になっています。
島内の中心部にある大高原の中に、海游クラブという宿泊施設があり、そこのオーナーの早川氏は、ナオとは長年の知り合いで、島に来るたびに宿泊・食事その他の世話になっております。滞在も既に9日目に及び、なんだかありがたくもすまないような日々です。配信する写真でお分かりのように、一宿一飯の恩義に少しでも応えようと、カゴを編み、室内清掃に励んでおります。
今日は月曜日ですが、次の便が島にやってくるのは木曜日か金曜日辺りではないかと期待しています。上り便を頼って橋爪太作は鹿児島空港経由でどこかに飛んでいきます。残り1人は山口県の周防大島まで電車で行き、その後はトラックマンションを転がしながら東に向かいます。皆様にお会いできるのは9月末ではないかと思います。
皆様もお元気で、トカラ塾発展のために本隊はがんばっているのかなあ……。
2011年9月19日 稲垣尚友(口述)
一宿一飯の恩義に報いるためカゴを編む尚友塾頭(橋爪太作撮影、PentaxK-7、SMCPENTAX55mmF1.8、絞り開放、AE) |